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平成19年11月2日作成
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「お待ちどう様!!」

明るくにこやかに元気よく幸子はそう言うと、トレーからモーニングをテーブルの上に運んだのだ。

モーニングのメニューは、卵とハムのサンドイッチとホットミルクだった。

「あら、まぁ、本当に気が効くわねぇ!有難う~美味しそうだわぁ~!!」

モーニングは勿論、二人分用意されていた。

なので幸子もさっそく、ユミコと二人でモーニングにパクついたのだった。

「よかったわ、喜んでもらえて・・w」

幸子がそう言えば

「うん、もう!朝はヤッパリこれに限るわぁ~~!!」

とユミコがモーニングの美味しさに思わず呻ったのだった。

幸子は元来、料理は嫌いなほうではなかった。

だが、義男から授かった義男の‘愛しい者’がまるで気を遣ったかのような手際の良さの調理内容であったのだ。

恐らく、この義男から授かった‘愛しい者’は料理が得意科目ではなかろうか?

ふと、そんな事を考えた時だった。

ユミコが茶目っ気のある目つきでこう言って来たのだ

「さあ、これを食べ終わったら、例の場所へいくわよぉ~~!!」

紛れもなく、その例の場所とは例のバーチャル空間の桃源郷の事であった。

そして、そこでまた義男達に会えるのだ。

そう考えるだけで胸が熱くなるのは何もユミコだけではなかったのだ。

何を隠そう幸子だって、義男とはキスすれすれの関係にまでなった仲なのだから。

こうやって仲良くモーニングを食べる仲ではあったが、実は心の中では赤々と恋のライバルに対する闘志の炎が燃え盛っていたのだった。

しかも、幸子は義男以外にも哲史と海外旅行をしたという事実もあり、その上、不幸にも義男と哲史はつーかーな関係になったようだし、心の中はますます複雑に試行錯誤を繰り返して行くのであった。

でも、ハッキリ言って、どちらかを選ぶとしたら、やはり幸子の心はメルヘンの使途の星の王子様のように凛々しい義男の方であったのだ。

 
 

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