これは、この映画をみなければ、絶対に理解し得ない文面である。なので、もしも、この文面をより理解したいのなら、今なら
GyaOで、「早春物語」の映画が無料公開されているので、是非そちらをみてから読んで頂きたいのである。
Wkipediaによると『
早春物語』(そうしゅんものがたり)は
赤川次郎の小説。これを原作として1985年に映画が、1986年に
TBSでテレビドラマが制作された。と、なっている。
そして、問題の
GyaOでただ今、放映されている映画のほうであるが、これは女優の原田知世さんが主演をされている映画である。
映画の中での演技は中々大胆で、ラブホテルの中で相手役の男の目の前でスリップ姿になったりしているのである。
相手役は林隆三さんであるが、彼は映画の中での名前は梶川真二である。そして原田知世さんは沖野瞳という名前の役を演じている。
様々な、人々との触れ合い、ほのかな恋愛、そして親子の絆そんなものをすごく感じさせてくれる多感な青春期を表現している映画だと思う。
まあ、そういってしまえば、こういってしまったら大変失礼であるが、しごく当たり前の日常のごくありふれたどこにでもある映画とも簡単に考えれば言えるのである。
さて、今回のタイトル『早春物語の光と闇と影とその考察★』であるが、この本題に話を戻すと、この映画を見て頂けたらわかるが一番最後、ラストシーンの一歩手前くらいで、ホテルの中で喧嘩をして二人(沖野瞳と梶川真二)がホテルを出てくるが、その後また帰りの車の中で揉めて交通事故にあってしまうのだ。
その時、病院で診察後に林さん扮する梶川が、言う言葉が異様に不気味で、この映画のすべての陰謀と、欺瞞と光と相反する闇と影を如実に現していると思うのである。
その問題の台詞とは、
「僕は君のおかあさんを出世の為に捨てたわけじゃないんだよ」
という内容のものである。
確かにその言葉を聞くまで、原田さん扮する沖野瞳は、梶川が自分の母を出世の為に捨てたと思っていた。が、しかしこの言葉の裏にはもっと恐ろしい内容が隠されていたのである。
それは、このあと、ある恐るべき台詞を梶川が切々と語ったから分かったのである。
その内容は、
「君のお母さんは結婚前、僕と付き合っていた頃は、寮で暮らしていてね」
「同じ寮の部屋のもう一人の女性がいつもベッタリで、トイレも一緒どこ行くのも一緒、そして・・・・」
という言葉・・・・・
そのあと沖野瞳が続けていう
「それって、好きな人も一緒ってこと?」
そして、その言葉はもろに図星だったのである。
であるから、その時、梶川は、
「そうだよ、だから、僕が君のお母さんに好きだって言った時、君のおかあさんの友達がね、ショックで君のお母さんの見ている目の前で屋上から飛び降り自殺をしたんだよ」
ってこういうのである。
これについて、何か思い出さないか?そう、このブログでもたくさん書かれてある、あの有名な故人アイドル岡田有希子さんのあの自殺事件と似ていないか?
だが、しかし、最初の方に載せた
Wkipediaやその他の情報によれば、この「早春物語」という映画は、1985年に製作された映画で、公開は同年の9月14日になっているのである。
であるから、岡田有希子さんが飛び降り自殺をしたのが1986年であるから、この事件より一年前に製作された、というこの点に注意をして頂きたい。
“この「早春物語」という映画は岡田有希子さんの飛び降り自殺事件より一年前に製作された”という事実に着眼点を置いてもらいたいのである。
何が言いたいのかというと、私が先程、書いた梶川の映画での台詞なのであるが、あの台詞事態が、この「早春物語」という映画が原田知世さんの映画なのに、原田さんのファンクラブではなくて、どうしても私が好きな岡田有希子さんのファンクラブの思考を支配してしまっていると思えるのである。
先にも書いた、梶川の台詞
“僕が君のお母さんに好きだって言った時、君のおかあさんの友達がね、ショックで君のお母さんの見ている目の前で屋上から飛び降り自殺をしたんだよ”
この部分であるが、これは私に言わせれば真っ赤な嘘であり、デタラメであるのは間違いない。
ならば、事実はどうなのであろうか?やはり、それが気になるところであろうから下に書こう。
真っ赤な嘘とは書いたが、事実、梶川が、沖野瞳の母親と交際をしたのは本当だと思う。
ならば、何が嘘なのかというとそれ以外の台詞である。自殺をした原因のとこである。
ズバリ、梶川のことを沖野の母親の友人も好きで梶川が沖野の母を選んだので、沖野の母の友人がショックで自殺というのが真っ赤な嘘であり作り話だということである。
なら何が真実なのであろう。少し迷うところもあるが私なりの推測を下に書いてみよう。
まず事実で当てはまるのは、沖野の母と梶川が交際していたことと、沖野の母とその友人は同じ寮で暮らしていた。(まあ、この件に関していえば寮で知り合ったから仲がよくなったとも思える)この2点である。これは紛れもなく正真正銘、嘘偽りのない真の事実と言えるだろう。
次に違う点を挙げてみよう。つまり、嘘偽りの部分である。それは、紛れもなく、沖野の母と寮で一緒に暮らす友人が、梶川のことを二人ともが好きだったっという点。二人ともが梶川を好きだったとはどうも考えずらい。それに、それほど、こういったら失礼であるが、格段いい男とも思えない。ましてや命を懸けるほどともなれば尚更である。
なら沖野瞳の母の友人はなぜ死んだのであろうか?
それは、真実はこうだと私は推測する。確かに梶川と沖野瞳の母は交際をしていた。梶川が沖野瞳の母を好きといったら、沖野瞳の母の一緒に寮で暮らす友人が嫉妬をしたというよりは、むしろ私の推測だと沖野瞳の母の友人は二人の仲をきちんと納得して認めていたと思うのである。
問題は、梶川の人間性にあると思うのである。梶川はもちろん沖野瞳が「早春物語」の映画の中で見抜いていたとおり、出世の為に女を捨てれるのは事実であると思う。そういう人柄に由来しているものであると思うのだ。
つまり何がいいたいかというと、梶川は沖野瞳の母と交際をしていたが、その交際はあまり自慢ができる内容のものではなかったと思われるのである。
どういう交際かというと、つまりこの映画の時代の頃からもきっとあったと思うが、いわゆる割り切りとか援助交際、あるいはサポートと言われるような、「大人の割り切った交際」だったのではなかろうか?
それなら、やはり出世を考えている男ならその事実を絶対、最終的には闇に葬り去りたいと思うのはごく自然なことであろう。
その事実をおそらく、沖野瞳の母の友人にも知られていたのだろうし、だからこそ尚更この事実を将来の出世の為に闇に葬り去りたい男からしたら一刻も早く証拠隠滅を図りたいと思うのは事実であろうと推測できるのである。
なので、この梶川なる男がおそらく最終的に“いつも君の友人の事でお世話になっているから彼女のことで相談に乗って欲しい”とか、“お礼にプレゼントをやる”とか、なんとかうまいことをいってビルの屋上に呼び出し、沖野の母の友人を突き落としたと私は推測するのである。
哀しいがそう思ったほうが非常に辻褄が合うしストーリーの内容がまとまるのである。
しかし、この可愛そうな沖野の母の友人であるが、そんなにペラペラと人の秘密を口外するような女性だったかというとそうではないと思うのである。
ここで、また恐ろしい一面をもった梶川という男の欺瞞の一面が見え隠れするのだが、おそらく、梶川は沖野の母と交際をしていた当時、出来心で、沖野の母の友人も沖野の母がいない隙に口説いたのだと思われる。しかし、当然であるが友人思いであり、しかもそれほど好みではなかったこの梶川のことを沖野の母の友人は断ったのであった。それは当然なことであろう。
しかし、この紳士の仮面を被った卑劣な男、梶川は、日頃から沖野の母とデートをするたびにお小遣いを渡したり、高価なプレゼントをし続けるのにいささか疲労困憊していたし、他にもそういう相手が豊富にいそうな沖野の母(推測)であったので、もし自分からそういう交際内容に疲れて離れても何も問題は起こらないだろうとは思っていた。
しかし、問題は、この沖野の母の友人のほうであった。どうも梶川は沖野の母とはうまが合い、何かと信用できたり楽観視をできたのであったが、友人のほうに対しては、常に疑りと疑惑が沸いて来る恐ろしい疑念の相性であったのだ。
であるから、沖野の母の友人をコッソリ口説いたあと、予想と違って断られてしまったことに対して、沖野の母以下のタイプでチョロイと思っていたのにアッサリ断られたのが非常に悔しかったのと、その事を沖野の母に話すに決まっているという不安と、日頃、沖野の母とデートをするたびに買わされていた、洋服とかバックの品々を絶対にこの友人の方にもみられていたはずだったので、その事を周囲に口外されたりするのも非常にプライドが傷つくことであるし、出世にも響くと考えたのであった。
世の中には、うまが合う合わないという相性というものがあるが、そういうものにも関係していると思われる。
まあ、ともかく、そんなこんなで出世の為に沖野の母が邪魔になった梶川は、前から計画をしていた、まず沖野の母と別れたかったので、田中邦衛、扮する沖野瞳の父を沖野の母に勧めたのであった。多分その理由は“それが何よりお互いの為だ”とかそんなものであろう。だがこの卑劣な男、梶川と相性だけはよかった沖野の母親は、すっかり彼の勧めを素直に受け取って、勧められるままに将来の旦那にプロポーズをしたんだと思うのである。
問題は沖野の母の友人のほうであった。日頃、女ぶりの面で、沖野の母親と比較して見下していた分、断られたのが非常にショックでプライドが傷ついたというのと、どうしてもこの女だけは信用がならないという本当に手前勝手な疑念に基づいて、どうしてもこの世から抹殺をしなければという恐ろしい凶器に満ちた考えを起こしたのだと思われるのである。
心の中で何かが始まる前から勝手に己の頭の中で奴隷女にしていたのは間違いあるまい、その奴隷女に一つ返事で断られてしまった。その怒りは簡単には収まり切らなかったのであろう。
それで気づけば、沖野の母のことで相談がある、プレゼントがあるなどと巧みに気を引き屋上に誘い出し、喜び勇んで屋上に来た彼女を、梶川が突き落としたのであった。
とこう推測できるのである。
どんな女でも高価なものをプレゼントするといえば喜ぶものだ。その心理を見事ついて女性を奈落の底に突き落とした男それが梶川だと思うのである。
プレゼントを引き合いに出さなくても沖野瞳の母親の友人が屋上に来たかというとNOであると思われる。
であるから、岡田有希子さんの事件もこれを参考にしたのではあるまいか?と私はこう結びつけてしまうのである。もちろんこの文面があまりに無理やりすぎると思われる方もいると思う。
ただこれはあくまで私の考えであるのでくれぐれも鵜呑みにはしないで頂きたいのである。
どしても人を信じられない。それは人の勝手であるが最後こうなると本当に心苦しく哀しいばかりである。
沖野瞳の母の友人は少なくとも沖野の母とは友人だったのであるから、彼女の不利になることは言わないはずなのである。だが、あまりに梶川が疑るようなしぐさとか目つきとかつきまといがすごかったと思われるので、ふと、ついつい何かを言ってしまったっていうのはあったとも思われる。それがきっと命取りになったと思う。
何も疑わず黙って大人しくしていれば沖野瞳の母親の友人が何も言うこともなかったのではと思うのである。
本当に悲惨で哀しい杜撰で卑劣な事件だと思うのである。
このような事態はもう二度と今後起こさないで頂きたいそう思うしだいである。まあ、あくまでこれはもう一度強く言いますが、私の手前勝手の推測であるのでくれぐれも鵜呑みにはしないで頂きたい。参考程度に小耳に挟む程度にして頂きたい。
それでは、よろしく・・・・・また、ブログでお会いするまで・・・・・・wかしこ
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