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平成19年11月2日作成
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幸子の他殺の証明・・・・(幸子って何者や!?)

幸子は今や新進の売れっ子アイドルであった。出す曲はすべてヒットし、さまざまな部門で新人賞も勝ち取った。傍目にも順風満帆のように映っていた。しかし、そんな何もかもが薔薇色で絶好調のようにみえた彼女にも、一縷のしかし、かなり引っかかる悩みがあったのであった。

はてさて、その悩みとは?

幸子はその日オフで、街にショッピング目的でサングラスをかけて歩いていたのであった。そのサングラスは単に人目を避けるためであった。芸能人であるなら、外出の際に、当然の手段であろう。いたずらに人の視線を浴びるのはストレスが返って溜まる原因にもなるし、神経も休まらないものだからであろう。

幸子がある某有名百貨店で、目的ののものを買い終え、また百貨店のビルから離れ外を歩いて入る時であった。―「すいません!」「幸子さんですよね。サインお願いします!」―その元気のよい声に驚いて振り向くと、そこには、端々が、変色してもとはおそらく緑色だったのだろうが、変色して黄緑色にみえるキャップ帽を被った愛想のよさそうな少年が立っていた。服装は、これもまた結構その少年の普段の生活がそれほど豊かではないのを指し示すように、洗濯のし過ぎで色あせたようなグレーのトレーナーを着ていた。これももとは黒だったのだろうか?そして先に放したキャップ帽と同じでその端々が綻んでいた。
そのみすぼらしい風情と反比例するように、少年はとても爽やかでにこやかなタイプであった。

それに、どんなにみすぼらしかろうが、幸子にとっては大事なファンだった。なので、幸子はその場ですぐにいつもサイン用に携帯をしているマジックペンをバッグから取り出して、どこにサインをすればいいのか尋ねたのであった。「どこにサインしましょうか?」少年は、すぐに自分の指で色あせたトレーナーの腹部分を指差した。「ここにお願いします!」その声は、気持ちがよくなるくらいにとても元気で明るい声であった。なので幸子は即座にマジックペンを利き手に取り、少年のトレーナーの腹部分におもいっきり、マジックペンを突き立ててサインをしたのであった。それは当然な行為であろう。

サインが無事に終わると、少年は軽く会釈をしてその場を立ち去った。少年が上着と同じく着古した感じの膝部分が破けて素肌が露出しているブルー(もう色あせて水色に近いものであるが)ジーンズの残像が、幸子の瞼にしばらく焼き付いていた。服装はボロであったが、とても明るく爽やかで感じのよい少年であった。

先ほどのファンへのサインの行動は、滞りなく何事もなくすべて終わった。しかし、彼女のファンはみんなああなのではなかった。それは、どういう意味かというと、幸子のファンはみな先ほどのサインを求めた少年のように素朴で素直で明るく爽やかなタイプばかりではないということである。そりゃあ、人間は十人十色であるから、色んなタイプのファンが幸子を取り囲んでいてもなんらそれは不思議ではないことであった。が、しかし、それならば一体他にはどんなタイプのファンがいるというのであろうか?

実は最初に書いた幸子の一縷の悩みのことであるが、その問題は幸子のデビュー前の過去から遡る問題であったのであった。

さて、では一体その問題とは?

その問題とは実は、ズバリ幸子の異性関係であった。幸子は、ハッキリ言って、芸能界では清純派アイドルで通っていたが、実際の幸子はなかなか学生時代はかなり若い頃から、つまり中学にはもう数名のボーイフレンドが取り巻くほどのモテモテのおませさんであったのであった。実際彼女はご覧のとおりチャーミングでスタイル抜群でおまけに美人であるし、いかなる状況であれど、異性が幸子を放っておくはずはないのであるから・・・・w。

そして、さらに問題をはっきりさせるならば、中学時代から彼女を取り巻いている、異性からその一縷の問題はあったと思えるのであった。彼女には事務所にも内緒の異性関係がデビュー後も水面下で続いていたのであった。しかし、それは恋人というよりは、哀しいことに、彼女にとってはハッキリ言えば、今で言う俗語のパシリのようなものでしかなかったのである。

それは一人ではなかった。なので、複数人数であるそのパシリなる彼らは、顎で指図をする彼女の命令をなんでも聞き入れ、彼女はまるでさながらSMの女王のような待遇を受けていたのであった。その全てが文字通り命令プレーであった。

しかし、いかなる場合でも彼女に逆らう男はいないのであった。その美貌、その風情、魅力に逆らえる男は何人たりともいないのであった。
            
                                                         続くw

 

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