Tは黒魔術マニアだとお話したが、実はあいつが魔術の時に呼ぶ神々や天使、悪魔達にスッカリ呆れられて嫌われ者になっている真実をご存知だったろうか?
私は昔から絵が趣味で、神々や天使、悪魔の絵を描いたりもするが、彼らは、ここ最近ずっと毎日、朝から晩までひっきりなしに野暮用の呪い呪術などでTに呼ばれまくっているので精神的に疲れ果て、かなり苛立っている状態だと思える。
呪術の時に呼ぶ有名な神や天使や悪魔は人数が限られており、世界中から毎日呼ばれると忙しすぎて大変な状態になってしまうのだと思う。
そのため、あまりもの苛立ちのためにストレスが溜まりノイローゼ状態に陥っており、それ故に、休息と安らぎを求めて集団ボイコットに走っている恐れが高い。
つまり、呪術に召喚されても無視を決め込もうというものだ。
さらに、無視をするだけでは気が収まらず、“今までサンザン扱き使われた落とし前だ!”と言わんばかりにあちこちで暴れまくったのだと思う。
私の推測だと彼らは遠い昔、裏組織のトップだったり有能な部下だった恐れも高いと思うのだ。
そんな気高い人たちをどんな形であろうと扱き使ってしまえば、きっと、それなりの代償はあるのだろう。
Tは、そんな気高い人々に、バーチャル内でさんざん自分のハーレムを見せ付けたり、魔術界に多い有名な名前に似た人物達を大勢、風水や縁起物の置物のように自分のタムロするバーチャル内に監禁拉致しているのを気づかせ、さらに、相手に許可も取らず勝手に商品にして、自信満々に最終的に必ずこういう状態にしてみせますよというジェスチャーや演出や過剰宣伝―理想的な未来を売る詐欺魔術をしているのだろう(主にカップルの組み合わせの強制だと思う)―をしてしまったのでスッカリ顰蹙を買ってしまい、それで、きっと祟りが起きてしまって願いが叶わなくなってしまったものだと思われる。
所詮Tは、そういう人々に好かれるタイプじゃないのだと思う。
また、今後、新しい悪魔ネームが登場するとしたらあの有名なアニメ「地獄少女」のタイトル名の『地獄少女』や「うみねこのなく頃に」の『ベアトリーチェ』などが歴史上、有名な悪魔ネームとして登場していくだろうと予想している。
今すぐじゃないだろうけど一世紀後には、多分、蝋燭やお香で霊を呼べるようになっていると思うのだ。
悪魔とか言われている人は、まったくの出鱈目、事実無根の濡れ衣を被された人や、マフィアとか闇の危険な世界の手下などが、いつの間にかそういう名前をつけられてしまっていた恐れも高いと思う。
神とか天使はトップや位の高いタイプだと思うのだ。
また、影武者や代行人がいて、呼ばれても他からも呼ばれていて忙しい場合は、新人―最近死後の世界に来て仲間になった同じような思想の仲間だと思う、無論生前は同じような黒魔術趣味だったり、過激な世界に身を置いていた者達の可能性が高いと思う―に代わりに降臨先に行かしたりしていると思う。
そういうことを踏まえて魔術に凝っている方はそういうタイプと自分が相性が良いかとかうまく対応できるかをよくよく考えて無理だとお思えたら、自分では凝った本格的な魔術を行うことは、もうやめてお守りや護符程度に留めて、きちんと修行を積んだプロの人に依頼をしたほうが絶対、安全だと私は思うのだ。