人気女性アイドルグループBのメンバーの一人である睡眠薬の過剰摂取で死に至ってしまった女性タレントは、最初に所属事務所ビル屋上から投身自殺をしたタレントの10日後の2月19日に自宅マンションの部屋で、その若い命を絶ったのだ。
一番勝気で明るく、常にグループのリーダーシップを取っていた。彼女は同じアイドルタレントグループの同胞の死に何か強い感銘を受けたのだろうか?今となってはそうとしかいいようがない結末だ。
隣に住む同じマンションの住民の話によると、何日か前から、女性タレントの部屋の玄関扉に備え付けられている郵便受けには新聞紙や郵便物が溜まって閊えていたそうだ。死亡推定時刻と思われる、午前10:00頃には、気になるような大きな物音は特にしなかったそうだ。
同じ事務所の他の仲間や友人たちの証言によると事件の一週間前から連絡が取れなくなり音信不通になっていたというのだ。最初の投身自殺のBのメンバーの一人の死後、その悲しい知らせを聞くと大粒の涙をボロボロと流して泣いていたのは確かだが、その後はケロッとした様子で他の歌手グループ活動に励んでいたという。17日はオフでもう一人のメンバー―この時はまだ生きていた―とロマンス映画を見に行っていたらしい。19日の前日の18日の夜まで特に変わったようは無かったということだから、ますます謎は深まるばかりだ。
それといい忘れたが、遺書が見つかったのは彼女の部屋だった。遺書には、“Nという男性に声をかけたら知らないといわれて無視された、前に一度、いえ、何度か会った事あるのに、すごいショックだった・・”と書かれてあるそうだ。その遺書は今でも所属事務所の鍵付きの金庫の奥深くにキチンと仕舞われているそうだ。
そして、その問題の遺書にも登場してくる“N”という男性だが、一体誰なのか、まったく検討がつかないというから、これまた誠に不可思議な話になるのだ。最初のメンバーの死亡時刻時に耳鼻科検診に通っていて不在だったという直属の上司は、こう語っている。「はぁ~!何のことやらサッパリですわぁ~!“N”そんな名前聞いたこともないねぇ~!わからんですわぁ、ほんますんません!」