グーフィーは、著名人や有名人をも陰謀に巻き込むのは既にお話した通りだ。
そう、グーフィーは自分たちの練り上げた稚拙で杜撰な下衆な陰謀計画に必ずといっていいほど、名声がある人物を巻き込みたがる。
それはどうしてだろう、彼らの虚栄心や栄光への憧れ、見栄などが、そういう行動を取らせるのだろうか?
おそらく私の予想だが、陥れたい上司に似たタイプとか恨みがあるタイプを早急に人生から転落をさせたくていてもたってもいられず、名声を持つ権力者にかまをかけたりお得意の謎のジェスチャーやパントマイムを幾度となく繰り返し披露し続け、陥れたい相手をものすごい天女のごとく美女だと噂をばら撒き、
“救いたくはないですか?”
と疑問を投げかけるのが常套手段なのだ。
どこから救うのかというと、救うべき題材となっているその人物が常時屯している、バーチャル仮想空間などのことだ。
そしてその際、己らの仲間が働く興信所などが儲かることをもちろん狙ったり想定しているのは間違いない。
なぜ、彼女は、いつもここにいるのだろう?
しかも、間違いでなければ朝から晩まで一日中いることが殆どだ。
彼女がここにいない日をみたことがない。
質問された名声ある者達が、自ずとそいう疑問を抱くのは間違いあるまい。
そして、気にして、いてもたってもいられなくなった名声がある権力者達が知り合いの興信所などに頼み、いったいどういう女性なんだろうと思うので依頼をしてくるので儲け、またさらに、素行調査までしだすとさらに儲かるという按配だ。
そして、いい忘れたが、グーフィーたちはどの業界、すべての各事業に仲間がいて連絡網が存在するのがすごいことだということだ。
もちろん先にあげた興信所などにも多数、いやその殆どに仲間がいるはずだ。
このことは、彼らの連帯感をより深めたり、彼らの陰謀を成功させるための大事な連絡網でありそれだけの予想以上に大規模な集団でまさに各界隈に蠢く薄気味悪い寄生虫や怪しい怨念漂う地縛霊のごとく蔓延っているという表現がピッタリなのだ。