グーフィーが自分を断った相手を絶対に許せないというのは、今に始まったことではない。
ハッキリいえば、この世が始まった頃からそうだったかもしれない?!
しかし、何人たりとも、申し込んでも、相手から断られてしまったなら、諦めないとならない。
誰しも好みというものがあるからだ。
自分は好みじゃないと断るけど、相手が断ると頭に来る。
そういう身勝手なグーフィーは最近、実に多いのである。
いったい何様なんだって思ってしまう次第だ。
しかし、諦めるにしてもあまりにもひどい仕打ちをされたとなってはまた話は別だろう。
それもスッカリ騙された形で期間が長かったらなおさらだ。
それは、たとえば10年以上も好きなふりをされ続け金品を請求し続けられ買わされてきたり、色んなものを沢山奢らせまくられた場合である。
いくらなんでも数ヶ月なら、ああ気まぐれだったんだなって思うのだが、10年以上となると相手もきちんと気持ちがあるのだと思ってしまうのは当たり前のことだし悪質だと思うのである。
可愛そうな被害者はその後、何年も立ち直れないのは目に見えている。
ただこのケースはグーフィーたちには殆どありえない。
彼らの場合は上のような噂を聞きつけ関係ないのに勝手に俺らも話を聞いた好に相手でもしてもらおうや程度の冷やかし半分の興味本位から行動に移っているのが殆どで、金額だってその当時、可愛そうな本当の被害者が使った額に比べたら微々たる物で引き合いにも出せないのに、ムキになって集団で食ってかかって行くので、話がますますこじれておかしなことになり、それでもますます強情にもムキになって集団でいつまでもそこへ向かうのでやがては日本全国、いや世界をも巻き込む痴情沙汰にまで発展してしまうというありさまなのだ。
そこで問題なのは噂を聞いていながら、わざわざ、しつこく興味本位でいつまでも集団でそこへ向かっていくという厄介ごとや揉め事が大好きだというそのお騒がせな性質とか根性にあるだろう。
そして、いつものことながらその後の激しい集団での怒涛を組んでの復讐劇が彼らの巷の暇人を退屈させない茶番劇なのだ。
我々は、まさにその茶番劇の観客だともいえるだろう。