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平成19年11月2日作成
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「もちろんだよ、約束は守るさ」

経営者であるその紳士はニコッと微笑んだ。

そこへ消えていたおなべホストがまたヒョッコリと現れた。

「お紅茶でもお持ちしますか」

「あら、気が利くわね、お願いします」

と幸子が言えば、

「僕はコーヒーがいいな、夜更けのコーヒーは乙なもんだよ」

と経営者も話しに入ってきた。

その時、この紳士はとても気のいい社交的な人物だと涼は感じたのだった。

「涼さんはどうしますか?」

とおなべホストが聞くと、

「僕はホットミルクでいいです」

と涼が少し遠慮がちに答えた。

いつのまにかチョコレートボンボンの包みが開けられていた。

「今、少し食べてもいいね」

了解をとるように紳士が問いかけると、

「ええ、もちろんですわ」

と幸子が微笑んだ。

ホッと寛いだ雰囲気が店全体に漂った。

チョコレートボンボンをおいしそうに頬張る幸子はとても満足げだった。

この状態を憩いのひと時と表現してもいいのではないか。

涼は真剣にそう思った。

ヒヤヒヤしたことも確かにあったが、皆でチョコレートボンボンを頂き、お茶をする時間はとても充実しているように感じられた。

こんなにいい雰囲気なら、このままずっと時間が止まればいいとさえ思ったのだった。

 


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