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平成19年11月2日作成
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予定通り伝言女性Aをうまく誘き出せた時刻はちょうど陰謀計画実行日の夜の9時だった。

その時の待ち合わせは、新宿の裏通りの漫画喫茶店の前だった。

約束の時刻通り、陰謀の使途達に依頼された側のプロの男がやってきたのだ。

そしてちょうど、それと同時くらいに伝言女性Aもそこへ姿を現したのだ。

「こんばんは!あなたですか?待ち合わせの方は?さっき携帯にメールくれましたよね」

そう伝言女性Aが切り出すとプロの男は、

「ええ、その通りです、僕です」

とニコヤカに返答してきたのだった。

男は黒い長いコートを着用しており、顔立ちはやや濃い目だが、まるで修正されたようにつるっとした綺麗な美形顔だった。

もちろん、プロ男の容貌は予定通りの今宵の謀略の成功の為に選ばれた容貌だった。

なので伝言女性Aはこのプロ男の美男子ぶりに見惚れ少しポッとしたのだった。

正に、これは絶好のチャンス到来だといえるだろう。

この時点で既に自分に見惚れているようだったら、まず計画はうまくいくだろうとプロ男はそう踏んでいたのであった。

まず近くのルノワールという喫茶店に入り、お茶をした。

テーブルのソファに腰掛けると、伝言女性Aは、すぐ小悪魔的な茶目っ気たっぷりな悪戯な目つきで

「お茶したら、二人きりになれるとこにいけませんか?」

と媚を売るようにプロ男の二枚目に語りかけたのだった。

また

「色々と相談に乗って欲しいんです」

とも男に話したのだった。

「それは構わないよ、君に合わせるよ」

そして二人は、好きな飲み物をオーダーすると、飲み物がが来るまでの間に趣味や好きなタイプなどについて語り合ったのだった。

伝言女性Aは、ホットレモンティーを頼み、二枚目のプロ男はホットブレンドコーヒーを頼んだのだった。

 

 

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