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平成19年11月2日作成
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出会い

哲史と幸子が吉凶混合の何だか危なっかしいトロピカルツアーを楽しんでいる頃、例のバーチャル空間では、ライラがこの間、具合が急に悪くなってこのバーチャルを落ちてしまった時以来、度々またぶり返し、具合が悪くなったりしていた。

今もそうだ、最近ではチョクチョクちょっとしたタイミングに吐き気がしたり、悪寒がしたりするようになっていた。

ライラは、“私ったら最近、度重なる変なやつらの嫌がらせのせいで鬱になっていて、それが体調にも悪影響を及ぼしているんだわ”と真剣に思い悩んでいたのだ。

さっき、吐き気止めを飲んだので多分これでしばらくは大丈夫だと思っていたが、なんとなく気だるく頭が重い感じはまだ抜けなかった。

その時だった、ライラの頭上で何か囁く声が聞こえてきたのだ。

その声は確かに『こんにちは・・・・w』と言っているように聞こえてきたのだ。

“えっ”とライラが思い辺りを見回したが、人っ子一人いないのだ。

それは、当たり前のことではあったが、ここはライラの自室で一人部屋だったのだから。

気のせいだと思い、またいつもの癖で陰謀集団の邪悪な仕掛けによっていつの間にか嵌ってしまっていた例のバーチャル空間に遊びに行こうと自分の机の上のパソコンに向かった時だった、と、その時、また今度はさっきよりハッキリと高いトーンで声が聞こえてきたのだった。

『私よ、わからない?うふふ・・・・w』

今度は含み笑いも一緒だった。

ライラはあまりの不気味さに不安になりまた具合が悪化しそうになったのだ。

必死で確かめるように

「あなたは、誰?何者?」

と問いかけたがすぐには返事はなかった。

考えても仕方ないので、きっと何かの空耳だと自分に言い聞かせ、気を取り直してまたパソコンに向かったのだった。

とその時だった、机に備え付けられている鏡にしっかりと自分の肩の上に誰かの手が掛かっているのが映っていたのだ。

しかも手だけではなかった、顔もその上に映っていた、その顔は、今まで見たことのないとても美しい少女だった。

髪の毛はセミロングでフワフワして見えた。

とても優しそうなエレガントな顔だったが、誰もいないはずの自室でこんな事が起きてしまった恐怖でライラは顔面蒼白になり言葉を失ってしまったのだ。


 

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