今となっては、子守、帰る港、聖母マリア斡旋、この三つのシステムがTの陰謀の原点だと言えるだろう。
子守とは、主に、まだ決まった相手がおらず自由の身ではあるが、社会的にまだ出世しておらず、経済的にとても女性を養う力がないけれど、どうしても現時点で気に入っている女性を手に入れる為に、自分が出世するまで自分の代わりに面倒をみさせる子守役の女性を選出するシステムのことだ。
これだけ聞いても分かるとおり、大変身勝手で利己的な思想であり、願望なのは間違いない。
人生の大半を子守の時間に費やし、最後何もかも失ってしまう相手の気苦労やショックのことなど何とも思っておらず、自分さえ最後無事にお気に入りを手に入れられれば良いのだから。
主にこの子守システムの陰謀に選ばれる子守役は、陰謀を企画している男性側から見て、自分が出世するまで待たせておきたい女性の母親に似ている女性を選ぶことが多いのも単に女性の本能である母性に訴えて弱みに付け込んでいるだけというのがミエミエで非常に感じが悪いものだ。―その上上司の人間関係にソックリに陰謀演出で見立てて、お得なポイントは待たせている間もチャッカリ得続けているのだから始末に終えない悪党システムだ―
そして、次に帰る港についてだが、これは、主に、既に交際者や奥さんがいるケースであり、従って、最初から絶対一緒になる気はない、なれないので、予め、帰る場所、最終的に落ち着く場所を提供しておいてその人物のアリバイを借りてずっとグルグルと同じ状況の浮気願望のある仲間でお気に入りを回っていこうとするものだ。
なので現代の日本は、この子守と帰る港の派閥で戦争状態になっていると見られ、特に社会的ステータスの面では帰る港組みが断然優位で、家族関係も似ている人物が深入りしてしまったケースが多いと思われその為、だからこそ、何としてでもよりを戻そうという企みがミエミエでこちらも負けず劣らずのエゴイスト集団だと思うのだ。
そして聖母マリア斡旋についてだが、これは、聖母マリアの時代の斡旋事情が非常に野蛮で残酷だったという事実を元に、その時代とまったく同じ状態を再現してあの屑ダサ男Tがちゃっかり自分はキリストの役に君臨しようという前代未聞の大陰謀のことだ。
娼婦斡旋とは決して良いことではないから、もちろん昔からそういう事実は様々な工作員―宗教画家、彫刻家、建築家、占い師、魔術師、錬金術師、奇術師、物書き―達によって巧みに証拠隠滅されて来ていた。また、今と違って昔は、物質が豊かじゃないので本当の金持ちしか色々な品物が手に入らず、娼婦斡旋を受け入れたとしても手に入れられる物も今ほどなくてつまらないので、断る女性が多かったと思われ、その為、断った女性を激しい折檻や暴力で痛めつけていたと想像される、それがあの有名な聖母マリアの血の涙なのではないかと思うのだ。なので不景気に陥れて行っているのも最初から計算済みで景気が悪い方が暴力が酷くなり、状況がその頃とぴったり同じになるので、もう歌では売ることが出来ないTが聖母マリア時代とまったく同じことを再現して、自分がチャッカリキリストの役に君臨しようとしているに違いないと思うのだ。あいつはもう誰かの生まれ変わりだという売り方しか出来ない、そういう男だと思う。
補足:様々な奇跡はマリア様というより、生前取り巻いていた占い師、魔術師、錬金術師、奇術師、物書きなどの超能力者達が今生では様々な事情―身分差―障害によって一緒になれなかったが死後執念で傍に侍り高級霊達となって彼女の意思や指令を受けて代わりに行っているものだと思う。またマリア様は戒めの為に暴力を振るったりそういう指令を出すマリア様もいれば、暴力を受けて犠牲を払ったマリア様のその両方が存在していたと思う。いづれにしてもいつの世でも男の異常性欲処理の証拠隠滅の為に沢山の罪もない女性が痛めつけられたり血を流していたのは否めない、衝撃的な真実だと思う。